柱時計

数年前、家の居間にあった柱時計が動かなくなった。 今時珍しいゼンマイ式で、左右に揺れる振り子がある、古いタイプのものだ。 ...

握られる

それは小学生の頃、学校の帰り道でのことだった。 一人、住宅街の中の道路を歩いていると、いきなり手首を掴まれる感触があったのだ。...

ヒマワリ

下塚さん(仮名)の家では、毎年庭にヒマワリを植えている。 さて、ヒマワリというと、よくお日様の方に向かって花が咲く、などと言わ...

転ぶ道

小学生の頃、通学路でよく転んでいた道がある。 ごく普通の、住宅街の中を通る一角にある舗装道路で、道幅は3メートルくらい。両側は...

雨漏り

台風が来ていて、ひどい風雨が吹き荒れている日の夜だった。 寝ていると、額の上に何かが落ちて弾ける感触がして、目が覚める。 ...

猫の集会

毎日の通勤で、電車を利用している。 自宅から最寄りの駅までは歩いて10分少々。 帰りは夜になることが殆だ。 そして...

お茶碗一杯分

とある日の夕方、松永さん(仮名)が夕飯の支度をしていると、玄関の呼び出しチャイムが鳴った。 はーい、と返事をしながらすぐに玄関...

真夜中のドア

北見さん(仮名)は、若い頃出張で全国あちこちを回って仕事をしていた。 それは、関西の某県に赴いた時のことだ。 宿舎として...

消えた泡

仕事で3日間ほど家を空けた。 帰ってきたのは夜の遅い時間。 一人暮らしのワンルームの部屋は、特に変わった所もなかった。 ...

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